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セアカゴケグモにご注意ください
セアカゴケグモとは?
セアカゴケグモは、オーストラリア原産の小型のクモです。日本に輸入される資材などに付着して、国内に侵入したと考えられています。
メスは毒を持っており、咬まれると痛むほか、重症化する場合があります。
そのため、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律に基づき、特定外来生物に指定されています。
陽のよくあたる場所の、地面近くの隙間やくぼみに巣を張ります。プランターやエアコンなどの室外機など人工物の物陰、駐車場の周辺など、身近なところに営巣していることがあります。
特徴(成体のメス)
- メス(成体)は体長1cm前後で全体的には黒く、つやがあります。
- メスの腹部の背面には直線状あるいはひし形を二つ並べたような形の赤い線があります。
- 攻撃性は高くありませんが、強い毒を持っています。痛みや腫れを引き起こし、場合によっては重症化し、吐き気や腹痛などの全身症状をきたすこともあります。

駆除するには?
駆除するには市販されている殺虫剤(ピレスロイド系)の噴霧が効果的です。
また、熱湯をかける、足で踏み潰す等、物理的な方法でも構いません。
卵には殺虫剤の効果が薄いため、しっかり踏み潰すのが効果的です。
※ピレスロイド系殺虫剤の例:キンチョール、フマキラー、アースジェット 等
咬まれてしまったら?
もし咬まれてしまった場合には、速やかに医療機関に相談してください。
可能なら咬まれたクモを殺してから医療機関に持って行ってください。
参考リンク
「セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモにご注意ください!」(環境省) <外部リンク>